では、株の売買注文に関する基本事項の説明です。
証券会社により若干異なる場合もありますので、HP等でご確認下さい。
株の値段指定には指値と成り行き注文2つの方法があります。
- 成り行き注文は、
- いくらでもいいから売買したいときに行う方法です。
指値注文は、買付けの時は、指値より低い金額なら成立します。
売却の時は、指値より高い金額なら成立します。
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その他条件付注文には、
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寄付(よりつき)は、
- その日に初めて売りと買いが折り合った価格で買い付ける注文。
- 引けは、
- 「前場引け」OR「後場引け」での買付け注文。
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「出来ず引け成り」」「不成り」は、
- 指定した指値で前場引け、後場引け前までに約定されない場合、
- 引け成行注文として執行される注文。
- 最初は自分の決めた値段
で注文を出すけれど、
- 成立しなかった場合、失効(取引未成立)には絶対させたくない、
- おまかせの値段でもいいから取引を成立させたい時の注文。
- 例えば「1000円で買えれば一番いいが、もしも引けの前までに売買が
- 成立しないときは、引け成行注文に変更してでもとにかく買いたい」と
- いう場合に利用されます。
成行
(なりゆき) |
売買価格の指定をせず、
いくらで
もいいから売買したいときに行う方法です。
- 買
付け時、
- 早く買いたいと思う時使う注文方法です。
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- 売
却時、
- 早く売りたいと思う時使う注文方法です。
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指値
(さしね) |
売買価格を指定して売買行う方法
です。
- 買
付け時、
- この値段以下で買いたいと時に使う注文方法です。
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- 売
却時、
- この値段以上で売りたい時に使う注文方法です。
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指成
(さしなり) |
大引け(その日の取引が終わる
時)まで
に指値注文した枚数のうち、全量または一部が
成立せずに残った場合にその残りの枚数が
成行注文として執行される注文です。
ただし、大引け時に相手注文が見つからなければ、
取引が成立しないこともあります。
この注文は、ザ
ラバ銘柄のみ指定できます。
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.出 合
(であい) |
指定された
有効期限(最大14日
先)まで注文が有効となります。
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* 成行注文とその他条
件付注文の買付け手数料の値段が
違う場合がありますので、確認して下さい。
注文の有効期間を指
定する執行条件には以下の3通りがあります。
本日中 |
注文執行日の大引けまで注文が有
効となります。
指成注文の場合には執行条件は本日中のみになります。
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寄 付
(よりつき) |
前場、後場の
最初の売買を「寄付 」と言います。
前場寄付前の「寄付」条件注文は前場寄付で、
前場終了後で後場寄付前の「寄付」条件注文は、
後場寄付でのみ有効な注文となります。
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寄
付 [指値]
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前場もしくは後場の最初
の取引で指値をする注文です。
買注文は寄付値段が買指値以下の場合に、
売注文は寄付値段が売指値以上の場合に約定し
ます。寄付で約定しなかった場合は、
失効(取引未成立)となります。
前場の寄付注文は前場で売買が成立しない場合、
引続き後場の寄付注文として処理されます。
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寄付 [成行]
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前場または、
後場の最初
に成立する値段で売買する注文です。
前場の寄付注文は前場で売買が成立しない場合、
引続き後場の寄付注文として処理されます。
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引け
(ひけ) |
前場、後場の売買立合いが終了す
る時間に付いた
最終の値段を引け(引け値)と言います。
前場引け前に出された「引け」条件注文は前場引けで、前場終了後で後場引け(=大引け)前に出された
「引け」条件注文は大引けでのみ有効な注文となります。
なお、売買立合い時間中に値が付き、その後買気配の
まま立合い終了時に値が付かないことがあります。
これをザラ場引けと言い、その場合「引け」条件注文は
執行されませんのでご注意ください。
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引
け[指値]
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前場もしくは後場の引け
の取引で指値をする注文です。
買注文では引け値段が買指値以下の場合に、
売注文では引け値段が売指値以上の場合に約定します。引けで約定しなかった場合は「失効」となります。
前場の引け注文は前場引けが成立しない(ザラバ引けで前場が終了した)場合は失効扱い(無効)となり、
後場に持ち越されません。
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引
け[成行]
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前場もしくは後場の引け
の値段で売買する注文です。
前場の引け注文は前場引けが成立しない(ザラバ引けで前場が終了した)場合は失効扱い(無効)となり、
後場に持ち越されま
せん。
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* なお、店頭株式については、注文種類は「指値」、
また執行条件は「本日中」または「出合」のみとなります。
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